薬の相互作用

一般に売られている薬や薬局で処方される薬は、特定の薬と一緒に服用することで薬の効果が増減したり、副作用が出たりといった症状が出ることがあります。
これを薬の相互作用と言います。

薬の相互作用はほぼ無限にあります。
ですので、薬の専門家である薬剤師が必要不可欠になります。
患者さまのため、調剤薬局におられる、薬剤師が薬を処方されます。

その他に、薬と特定の食べ物によっても、相互作用はあります。
例として、梅干しなどの塩分を多量に摂取する食べ物や、レモンなどのかんきつ類があります。

相互作用は実社会においても起こり得ます。
例えば、チームプレイやコミュニケーションなどです。
この相性を知る事が、お薬を利用する上で、とても重要なポイントになります。

相互作用を避ける方法

一番良い方法は健康でいることです。
健康であれば、どんな食べ物だって食べられますし、元気に生活できるでしょう。
でも、病気にかかってしまえば、それなりの対策が必要になります。

最善の方法として、お薬手帳を持参しましょう。
他の病院で診療を受けた事がある場合や、普段からサプリメントを利用されている場合は、その事をご申告ください。
自己申告が要です。些細なことであっても、申告を欠かさず行いましょう。

調剤薬局では、一日に数十人の患者さんに対し、お薬を処方しています。
そのため、お薬手帳があれば、処方箋とお薬手帳を見比べて、代替薬を用意できます。
あなたのお体のためにも、お薬手帳をご持参下さい。

食品との組み合わせに注意

あまり知られていませんが、マグロやチーズ、コーヒーや牛乳、セントジョーンズワート(セイヨウオトギリソウ)なども、一部の薬との相互作用が報告されています。
たんぱく質や炭水化物を多く含む食べ物は、健康になってから食べましょう。

お薬を服用されている間は、なるべく安静を保ち、質素な食事を心がけましょう。
ご不明な点があれば、かかりつけの医師にご相談下さい。

食べ物にはそれぞれの役割があり、五大栄養素を始めとする、様々な栄養素が確認されています。
お薬も役割が決まっていますが、その役割には良い側面と悪い側面があります。
薬の良い効果をもたらすためにも、薬を飲んでいる間は小食を心がけましょう。

最後に

薬の飲み合わせは、元々アレルギーを持っている人を除き、あまり気にする必要はありません。
医師や薬剤師の指示に従い、安静を保ち、薬を決められた時間に飲めば大丈夫です。

ただ、薬と患者さまとの関係については、まだ未解明の部分も多く、体質などが原因の副作用も報告されています。
初めて利用する薬の場合は、急激な体調の変化に備え、安静を保ちましょう。
相互作用が気になる場合は、薬膳料理やおかゆなど、昔から認められてきた病人食をご利用下さい。