・お薬はどうやって飲むのが正しいの?
お薬が処方されると、必ず「飲み方」の指示を受ける様になります。
1日何回服用するか、食事の後に飲むのか食事の前に飲むのか、どの薬にも正しい飲み方があります。
「食前」に関してですが、これ大体「ご飯を食べる20分くらい前」のこと。
しっかり20分計算する必要はありませんが、大体20分前になったら飲んでおきましょう。
そして「食間」。
「食前」が20分前ですので、きっと「20分くらい前に飲むのだろう」と思っている人がいると思います。
だけど「間」の場合は、食事をとってから2時間後に飲むのが良いとされています。
「食間」と書いてあると、さも食事の途中に服用する様な印象がありますが、そういうことではありません。

この「お薬を飲む時間」に関しては、あまり知られていないことも多いので、ぜひともこの機会に覚えておいてくださいね。

・お薬を飲むときは、絶対に水が必要?
これも良くやってしまう人がいますよね。
「手元に飲み物が無かったから」と言う理由で、薬をそのまま飲んでしまう人は少なくありません。
ですが、この「水を使わずに薬を「飲む」と言う方法は、胃にあまり良くありません。
なぜなら、水を使わずに薬を飲むと、薬がきちんと溶けないのです。
薬がきちんと効果を発揮することができないばかりか、胃に薬が張り付いたまま溶けず、別の疾患の原因になることもあるので、危ないですよ。
薬を飲むときは、必ず「水を用意して飲むこと」が必要ですので、注意しましょう。

・お薬手帳の必要性って?
当薬局をはじめ、他の薬局でも、初めて薬局を訪れる方には必ず「お薬手帳」をお渡ししています。
お薬手帳とは、病院で処方された薬がどういうものなのかを書き留めておく手帳のこと。
薬局では、必ずお薬の控えをお渡ししますので、それを手帳に貼っていただくだけで、お薬の管理をすることができます。
自分が飲んでいるお薬の名前って、あまり知らないことが多いですよね。
この場合だと、旅行先に行ったときや転勤先でお薬をもらうとき、次の医師にスムーズに引継ぎをすることができない可能性が出てきます。
自分でも、飲んでいた薬が解らないって不安ですよね?
だけど、お薬手帳があれば「いつ、どんな薬を処方されたのか」について知ることができますので、とっても便利。
自分が飲んでいる薬の情報を、正しく相手に伝えたい!と言う人には、必ず使用して欲しい手帳です。
ぜひとも、お薬の自己管理を行ってみて下さいね。

参考サイト
薬のQ&A