8月の中旬くらいからでしょうか?少しずつではありますが、涼しい風が吹くようになったような気がします。
セミも、お盆を過ぎた頃からめっきり数が減りましたよね。
9月を過ぎたら日が落ちるのもだんだん早くなり、すっかり秋めいた季節となりました。
夏の間は「暑い、暑い」といって汗をぬぐっていた患者さんも、最近は穏やかな顔で薬局に来ることが増えたような気がします。「涼しくなりましたね」という会話も増え、季節の変化は誰にも明らかのようですね。
さて、そんな秋ですが、やはりちらほらと体調を崩す人が増えています。
最近は朝晩の寒暖差も大きいので、そのことで体調不良を訴える人が多いでしょうか。特に、のどの痛みを訴える人は多く、病院を訪れる人も増えています。
夜になると寒くなる地域もありますので、こういったことに注意して過ごされることをお勧めします。
●意外に多い!秋の食中毒
食中毒というと夏に多い印象ですが、実は秋にも多いことがわかっています。
なぜなら、秋になるとキノコ狩りなどに出かける人も多く、間違って毒キノコを食べてしまう人も多いからです。毎年キノコに関しては注意が呼びかけられていますが、それでも間違って食べてしまう人が多い様で、そこで病気になってしまう人がいるのです。毒キノコの中には、食べただけで命を落とす可能性がある怖いものもありますので、油断はできません。もし山でキノコ狩りをするのであれば、キノコに詳しいガイドを呼んで実際にキノコの選別をしてもらうなどの対策が必要です。
●11月からはインフルエンザに注意
11月からは、インフルエンザに注意したいものです。
秋口から徐々に増えていくインフルエンザですが、これは予防注射をすることである程度避けることができますので、特に小さなお子さんとお年寄りには予防注射をお勧めします。
児童の場合は2回受ける必要がありますが、それでも予防注射を受けることには大きな意味がありますので、症状を軽度にするためにも予防注射を受けましょう。
また、ノロウィルスが流行することにも注意が必要です。
ノロウィルスも秋から冬にかけて流行しますので、かからないような対策をしましょう。
手洗い・うがいを徹底させることはとっても重要です。
これからどんどん病気になりやすい季節が近づいてきますので、今から「どうやったら病気にならないか」を考えていきましょう。小さい子供の場合、インフルエンザになることは命に関わります。そういったことを考え、今後の季節のことを考えましょう。