妊娠中ってサプリメント飲むべき?
妊娠している時というのは、お薬など余計なものを口にしないように、妊婦さんは特に気を使っています。
しかし、不足しがちな栄養素があるという事なら、サプリメントを活用するという事も考えるべきといわれています。
妊娠すると胎児の成長に必要な栄養素を送りこまなければなりません。
これは自然に行われている事ですが、妊婦さん自身の栄養素が足りなくなってしまう事もあるので、妊娠中、健康被害にならないように必要な栄養素を補給するということでサプリメントの利用を考えてみましょう。
妊婦に「特に」摂取してほしい葉酸
妊娠中は特に気を使って摂取したい栄養素があります。
まずはDNAを持っている核酸、細胞の生産に深く関係する葉酸は、胎児の脳や神経が作られる妊娠初期時代に必須な栄養素といわれています。
この葉酸という栄養素は残念ながら調理によって失われてしまったり、胎内で吸収される過程で失われるという事もあるので、食材から妊娠中に必要な量を摂取するということがなかなか難しいといわれている栄養素です。
サプリメントの葉酸は吸収率が非常によく、8割以上が吸収されるといわれていますので、食品から吸収される5割程度という数字をみれば、高い吸収率があるという事がわかります。
葉酸は厚生労働省からも摂取が勧められている栄養素で、妊娠1ヵ月前から摂取することが望ましいといわれています。
1日食事によって240μg、サプリメントで400μg摂取する事が理想で、20代の上限が900μg、30代は1000μgといわれています。
鉄、カルシウム、ビタミンCも不足しがちになる
鉄は血液に欠かせないもので、ヘモグロビンの生成に深くかかわっている栄養素です。
妊娠中は胎児へ鉄が優先的に運ばれます。
そのため、妊娠中は鉄欠乏性貧血となりやすく、動悸、息切れ、めまい、さらにだるさなどが起こります。
妊娠中鵜に必要な鉄分量は初期で13㎎、中期、後期で26㎎、これも上限があり、40㎎となっています。
胎児の骨、歯を作るのは母体から吸収されるカルシウムです。
そのため、妊娠したらカルシウムも意識して摂取したい栄養素となります。
カルシウムが不足し胎児に送られる分が少なくなると、母体の骨からカルシウムが溶け出し補う事もあり、骨密度の低下、歯が弱くなるなどの要因となります。
妊娠中に必要なカルシウムは1日650mg、上限は2500mgとなっていますので、継続的に適量、接種するようにしましょう。
ビタミンCは女性にとって美容的にも必要な栄養素となりますが、免疫力の向上、皮膚、骨、血管細胞の再生などに必須の栄養素です。
鉄分の九州サポート作用もありますので、ビタミンCは鉄分を一緒に摂取することを意識して摂取する方がいいと思います。
ビタミンCの場合、妊娠されている時に必要な摂取推奨量は110mgとなっています。
こうした必要な栄養素をしっかり補給すること、適量摂取し、過剰摂取とならないように意識するということが大切です。
サプリメントはあくまでも補助的なもの
妊娠されている方でも妊娠されていない方でも、サプリメントだけで栄養素を補給するという事は出来ません。
食事ありき・・・ですから、食事プラス、足りない栄養素を補うという事を忘れないようにしなければなりません。
各種サプリメントの摂取量を大幅に超えた量を摂取すると、胎児にも母体にも悪影響を与える事もあります。
用量、用法を必ず守り、適切な量を摂取する事が胎児の健康を守ることにつながります。