この季節、だんだんとあたたかくなってきて、それはそれでとても嬉しいことではあるのですが、一部の人にとってはまた苦痛の季節がやってきました。そう、それが花粉です。早い人だと2月の下旬ぐらいから、目や鼻がぐずぐずすると嘆いている人も多いのではないでしょうか。そうなるとやっぱりちょっときついですよね。
そして、大半の人が何らかの対処をすることになります。病院にいって、しっかりと診察をしてもらい、それなりの抗アレルギー剤を処方してもらう人もいるでしょう。また、応急処置として何らかの注射をしてもらったり、対処療法で治そうとしたりする人も多いはずです。
ただ、ひとつ気をつけなくてはならないのは、薬に頼り過ぎてしまうということです。ある中年のおばさまが、花粉症の季節は頭がぼうっとするとおっしゃっていて、良く良く話を聞いてみると、いくつかの薬を飲んでいるということでした。
その方はもともと高血圧なので、その血圧を抑えるための薬は通年服用されています。そして、この時季には花粉症対策の薬、さらに別のアレルギー(ハウスダストや猫アレルギーなど)も持っているので、それらの薬も欠かせません。さらにそれに少し風邪気味ということで風邪薬までも飲んでいるとのことでした。
もちろん、それらの薬を併用して飲んでも良いのかということをきちんと担当のお医者さんに聞いて、お医者さんからは大丈夫ですよと言われてそれらを飲んでいるのですが、それでもやはり彼女は少し不安だと言っていました。
確かに、いくらそれによって症状が軽くなるからという理由で、薬を1日に何錠も飲むというのは、それだけでも少し体に負担がかかってしまうのではないかと心配になってしまうことでしょう。お医者さんからは、それらの薬はお互いに悪影響を及ぼしたり、適合性が悪かったりすることはないと言われたとしても、薬というのはそれなりに体に何かしらの影響を与えることは確かです。しかも、それが毎日、あるいは毎食となると、それなりに負担もかかってきてしまいます。ですから、良く考えなくてはなりません。
もしそれで頭がぼうっとしたり、体がだるいと感じたりするのであれば、何かひとつを少しだけ辞めてみるというのも方策としてはあります。一時的にストップすることで、体がリセットされる場合もあるのです。ですから、花粉症の薬を飲んでいる場合であれば、マスクをしっかりとするようにして、たとえば外出しない日は薬を辞めてみるということをしてみると良いでしょう。