調剤薬局で仕事をしていると、患者さんからさまざまな質問や相談を受けることがあります。
その中には、「薬ののみかた」そのものに関することがとても多く、その内容もさまざまです。
たとえば、薬を飲むタイミング。
「食後」というのは具体的に何分以内に飲まないといけないのか?といったことから、薬を飲むときには水とお湯のどちらがいいのか、あるいはお茶でのんでもいいものなのか・・・などなど、たくさんあります。
(こういったことも、今後スタッフブログのなかで、ひとつひとつご紹介していきますね。)
そんな患者さんたちからの質問や相談のなかで最近多かったのが、「粉薬が苦手」という相談です。
風邪のシーズンになり、粉末の風邪薬を処方される患者さんが多くなったことも関係しているのかもしれません。
風邪薬でよく処方されるおくすりの中には、苦くて白い薬があります。
かなり苦い強みがあるものなので、それもあいまって苦手というひとが多いようですね。
そんな方に私たちがおすすめしているのが、ゼリー状の粉薬を包むものです。
粉薬を飲みやすくするアイテムというと「オブラート」が昔から有名ですが、これは包むときに失敗してしまうことが多かったり、オブラートで薬を包んだときにできしまう「角」がのどに触るのが気になってやっぱり苦手・・・という人も少なくないようです。
そんな方でも粉薬を飲みやすくするのが、このゼリー。
具体的には、アルミの袋に入ったゼリーを大きめのスプーンの上に絞り出し、その上に粉薬を乗せます。
そして、粉薬を包むように上からもゼリーをかぶせ、それをつるんと飲み込んでしまうのです。
ゼリーは無味無臭なタイプの他に、イチゴなどの味がついたタイプもあるので、小さなお子様でも飲みやすいですよ。
このゼリーのいいところは、錠剤の薬にも使えるということ。
錠剤の薬を飲み込むのが苦手で、どうやっても水だけで飲み込んでしまって口の中に薬が残ってしまうという人が多いでしょう。
そういった人にとっても、このゼリーは便利なもの。
使い方は粉薬を飲むときと同じなので、先ほどご紹介したのと同じ要領で錠剤の薬を包んでみてくださいね。
薬が苦手という方は、このような便利なグッズも当薬局では多く取扱っていますので、まずは薬剤師にご相談いただければと思います。