最近、アトピーで悩んでいる女性が薬局にいらっしゃいました。
とても細くて綺麗な女性だったのですが、アトピーに悩まれているとのことで、本日大学病院の皮膚科に行ってきたとのことです。
今回のお話を「ブログに書いてもいい?」と聞いてみたら、「良いですよ」と承諾してくれましたので、他のアトピーに悩む方の力になれれば・・・と思って、書いてみることにします。
彼女は、小さい頃からアトピーに悩まされていたそうです。
大人になり、症状はだいぶ良くなったそうですが、それでも夏はどうしても酷くなるとか。
「夏になると、皮膚がどうしてもかゆくなります、汗のせいか紫外線のせいか解らないのですが、とても痒くて・・・病院に行こうと思っているうちに炎症を起こしてしまって、今回は飲み薬まで飲んでと言われてしまいました」
そう言って指しだした手の甲には、炎症を起こして血が出ていました。
ぶっくりと手の甲と手が腫れ、見るのも痛そうな状態でした。
聞いてみると、「痒いを通り越して、痛いという状態」だそうです。
確かに、見るのも痛い状態で・・・病院からは「きちんと包帯とガーゼでガードする様に」といわれたみたいなので、薬局でガーゼを貼り、包帯を巻かせていただきました。
アトピー性皮膚炎は、こうして症状が重症化すると、赤くはれ上がった様な状態になってしまいます。
彼女の場合もそうですが、こうなると完治するまでに長い時間がかかります。
症状が軽く、炎症を起こす前なら塗り薬を塗るだけで済む様な症状なのに、少し放置してしまうだけで、こうした炎症になってしまう・・・意外に怖い症状なのですね。
彼女は今、炎症を改善する為の薬を飲んでいますが、早くアトピーが良くなり、薬を卒業することができたら良いのに・・・と思いました。
特に子供さんがアトピーになった場合は、ちょっと症状が出た段階で病院に行った方がいいかもしれません。
アトピーと言うと、空気が乾燥する冬を警戒する人がとても多いのですが、中には「夏が一番酷くなる」と言う人もいます。
アトピーを持っている人は、できればきちんと長袖を着て、肌をガードしてあげましょう。
少しの工夫でアトピーの重症化を防ぐことができますので、悪くならない様に工夫していくことが大切だと思います。
また、もらった塗り薬はしっかりと塗りましょう。
ステロイドを嫌う人がいますが、ステロイドを塗って早くに治してしまった方が、結果的に症状が良くなることもあります。