正しく利用できている人が少ない?目薬の正しいさし方
コンタクトレンズを利用されている方、また毎日パソコン作業が多く、ドライアイになりやすいという方などは、目薬の利用が多くなると思いますし、慢性疾患をお持ちの方も目薬の利用が多いと思います。
目薬をさしている人を見てみると、数滴たらしてから目をぱちぱちとしています。
でもこれ、目薬の差し方として間違いなのです。
正しく目薬をさしている方は非常に少なく、多くの方が目薬をたっぷり目におとしてから、目をぱちぱちしています。
効果がないということはありませんが、お薬が目にしっかりと効果を発揮してくれるように、正しい目薬のさし方を理解しましょう。
目のどこかに1滴、目を閉じて目頭を押さえる
目薬を利用する前に手、指を丁寧に石鹸で洗い15秒以上流水で流します。
目薬の先端に指などが付かないようにキャップを外し上を向きます。
指で下まぶたを引いてから目の中に向けてどこでもいいので、1滴さします。
この時、容器の先端がまつ毛、目などに直接触れないようにすることが重要です。
点眼をしたら目をぱちぱちせず、目を閉じて1分程度目頭を軽く押さえながら待ちます。
目薬が目の周りにつくと成分によってかゆみが出たり腫れるということもあるので、ティッシュなどでふき取っておきます。
複数の目薬を利用することが必要という場合、点眼から点眼の間隔を5分以上開けるようにします。
うまくさせないという人はさし方のコツを理解して
目薬が上手にさせないという人も多いですし、目薬を差すのが怖いという人もいます。
目薬はコツを覚えるとしっかり点眼することができるので、まずはコツをしっかり覚えましょう。
頬に握りこぶしを置いて片方の手に目薬の容器をもちます。
そのこぶしの上に目薬を持った手を当てて、固定させてからさすとうまくさせます。
これがうまくできないという人は、寝転がってさすとうまくさすことができます。
目薬を差すことが苦手という人様に、目薬を固定するという補助具もありますので、どうも苦手という人はこうした補助具を利用したり、人にさしてもらうのも一つの手です。
最も気を付けてほしいこと「人の目薬を利用しない」
目薬を人から借りてさすという人もいますが、これは人が持っている菌やウイルスが感染するという可能性も否定できないので、これは絶対に避けてほしいといいます。
目薬を利用している時に気を付けていても、触れてしまう事があるので人の病気などを貰ってしまう可能性があるのです。
また市販されている目薬で症状がよくならないという場合、その目薬が効かない疾患かもしれないので、眼科を受診する方が安心です。
目の病気がこじれると治りにくく、白内障や眼瞼下垂などの疾患につながる事もあるので、あまくみずにしっかり治すことを考えましょう。