お薬の事をしっかり理解して服用する重要性
風邪をひいて病院に行く時間がないからと薬箱の中にあった古い薬を飲むということもあるかと思いますが、お薬の使用期限をよく理解していないと、効果が薄れてしまったり、中には飲むことによって健康に弊害をもたらすこともあります。
薬の使用期限について深く理解されている方は少ないと思いますが、お薬にも使用期限などがあり、それを理解しておくことも重要な事なのです。
ご自身だけではなくご家族の為にも、薬についてもっと深く理解し、正しい利用をしていくことが大切なのです。
使用期限を過ぎたお薬を使うのは怖い?
使用期限が過ぎていることに、お薬を飲んでから気が付いたという方もいるかと思いますが、本来の薬の効果が薄くなっていたり、体に弊害をもたらすことがあるため、お薬は慎重に利用することが求められるのです。
特にお子さんのお薬などは、液体のお薬などがありますが、長く保管していた液体のお薬には細菌類が繁殖しやすくなっていますので、この菌類に感染することもあります。
目薬などにもしっかりと使用期限がかかれていますが、目薬についても微生物が増殖していることがあるので、利用しないようにしなければなりません。
お薬の使用期限とはどの程度なのか?
病院で処方されるお薬も、市販されているお薬も使用期限があります。
病院で処方されるお薬や薬局で頂くことに杏里ますが、箱から出された状態で渡されるため、使用期限はいつまでなのか?ということがわかりにくいです。
処方されたお薬については、毎日長期間飲むものと、症状がよくなってきたら飲まないものがあります。
毎日飲むお薬については常に飲んでいるお薬なので、しっかりと数が減っていくと思いますが、症状がよくなったら飲まなくてもいいお薬は、薬局などで保管はどの程度できるのか、どのようにして保管すればいいのか?薬剤師さんなどに訪ねておくと安心です。
市販されているお薬の場合、箱などに必ず使用期限が明記されています。
通常販売される前に、品質について様々な試験が行われ、その厳しい試験をクリアされたものが販売されています。
薬のメーカー、また薬の種類などによって使用できる期限がありますが、一般的にほとんどのお薬が3年から5年程度の使用期限といわれています。
ただしこの使用期限は開封されてからだとまた違ってきますし、どのように保管したかによってその期間の長さも違ってくると考えておく方が安心です。
処分した方がいいお薬とはどういう薬?
使用期限が短く、お薬の品質に保証がもてないお薬については、家に残っているから飲むということではなく、使用しなくなったら処分するということを前提に考えておくべきです。
シートから出されて一包化されている錠剤や、開封した目薬、薬局で分包した粉薬、薬局等で混合し別容器に入れた塗り薬、シロップなどの液体のお薬、以上については劣化することも十分考えられるお薬なので、利用しなくなったら処分するという形をとる方が安心です。