無理なダイエットは危険です

食べない不健康なダイエットは体に大きな負荷をかけます

体重がただ減って痩せるという不健康な痩せ方よりも、メリハリのあるボディを持つことが現代理想的なボディといわれます。

今も拒食症などが問題になる事がありますが、以前より、ふっくら女性らしい体つきの方が多くなっている現代です。
それでも痩せたい、痩せなきゃという思いから、極度な食事制限をしたダイエットを行ってしまう女性は後を絶ちません。

食事量を少なくすれば、勿論体重が減少しますが、食事を食べないことで体内が飢餓状態となり、栄養をため込もうという作用が働くので、結果、基礎代謝が低くなりより痩せにくい体になってしまうということをしっかり理解しておくことが必要なのです。

また、あまりにも食事量が少ないダイエットを行うと、健康を害してしまうことも少なくありません。

食事制限をすると多くの人がリバウンドを経験する

短い期間で急激にやせる事を臨む場合、結局食事の量を減らして体重を減少させればいいという安易な考えになります。
これによって一時的に体重は減るのですが、それから元の食事に戻すと結局、今まで我慢していた分食べてしまいますし、栄養をためこもうという作用が働きリバウンドします。

食事量が少ない上体になると脳は今体の中が飢餓状態だと危険を感じ、少ない食事でもその栄養素を極力体の中にためるようになります。

結果、通常の食事量に戻した時、以前よりもより栄養素をため込むという作用が働き、摂取しているカロリーが一緒でも太ってしまうということになるのです。

筋肉量が低下し栄養失調状態となる

筋肉量は日々、分解、合成を繰り返すことでその量を維持しています。
しかし食事から筋肉の分解合成を促すたんぱく質の量が減ってしまうと、筋肉のもとになるアミノ酸が不足状態となり筋肉量が減ります。

筋肉の量が減るということは、その分、体の基礎代謝量が減少するということになるので、最終的に痩せにくい体になってしまうということになるのです。

食事量をあまりにも制限しすぎるとエネルギー以外、代謝に必要なビタミン類やミネラル等、人が生きていくために必要な栄養素が不足します。

この場合、ビタミンやミネラルなどの大切な栄養素が入ってこないので、肌、髪の毛などの細胞に必要な栄養素が行き土とかなくなり、水分量が少なくバサバサな状態になります。

免疫力ももちろん低下しますし、だるい・・などの身体の症状も出てきます。
栄養失調状態は長ければ長いほど、体調を崩すことにつながるので、食事は適切に栄養バランスよく摂取することがのぞまれるのです。

女性にとって大切なホルモン減少による体調の異常

食事が極端に制限され、脳、また体に大きな負担がかかるようになると、脳の視床下部と呼ばれる部分が混乱をきたし、女性ホルモンエストロゲンの分泌量が少なくなります。

これによって起こるのが女性特有の症状、生理不順や不妊、排卵生涯などです。
中年期以降は女性ホルモンが閉経に向けてより少なくなっていく時期なので、更年期障害の症状を悪化させることにもなりかねません。

最も怖い・・・摂食障害は死つながる事もある

太りたくない、痩せたいという気持ちが強すぎると食事制限も異常なものとなります。
本人は全く気が付いておらず、痩せていく体に満足することなくもっと・・もっとやせなければという強迫観念に縛られてしまいます。

食べる事は生きることなのですが、食べることイコール太る事と認識し、食べる事が怖くなっていくと、摂食障害となります。
神経性食欲不振症と呼ばれる拒食症になってしまうと、食べなければと思っても体が受け付ける事が出来ず、どんどんやせて命を脅かす状態になってしまうこともあります。

ダイエットは美しく健康的に痩せてこそ成功といえます。
不健康な状態を作り出すことは、ただ自分の体をいじめているだけで、ダイエットとは言えない行為なのです。