指先やつま先が夏でも冷える、暖まらないという冷え性の方が多くなっている
エアコンなどで常に適温状態で過ごしていることが多い現代です。
特にオフィスなどでは低めに設定されていることも多いので、常に体が冷やされている状態で、芯から冷えてしまうことが多いので、ひざ掛けなどをうまく利用し、体の芯まで冷えないようにすることが求められます。
指先やつま先がしびれるように冷えるとか、手足がいつも暖まらない状態という方も多く、こうした状態を末端冷え性といいます。
手足が温まらない、夏でも冷たいという人は、その原因をしっかり突き止めて、冷え性を改善するように努めましょう。
末端冷え性になってしまう要因とは?
体は暖まっているのに末端、手の先、足の先などが暖まることなくいつまでも冷えているという状態を末端冷え性といいます。
体を動かして体温が上がっているのに手足の先が冷たい状態という場合、末端冷え性を疑います。
時に痛みを感じるほど冷えがひどい方もいますが、そのもっとも大きな原因は、血行不良といわれています。
血行が悪くなるのはどうしてか?というと、体の筋肉量が足らず血液の循環に必要なポンプ役となる筋肉が衰えているため、手先まで血液がいきわたらず冷え性となります。
女性に冷え性が多いのは、筋肉量が男性よりも少ないからといわれていますので、しっかりと改善を考える事が必要です。
冷え性を打開するために自分でできること
末端冷え性の方は、まず体を動かし末端まで血液がいきわたるようにしなければなりません。
運動が出来ない環境にある方も多いので、その場でもできる運動を紹介します。
手足の力を抜き、椅子に座ったまま手首、足首をぶらぶらさせる運動、さらに手と足を閉じたり開いたりするグーパー運動も効果的です。
足の指が動きにくいと感じる方も多いと思いますので、この場合、足の指を手の指で掴みぐるぐると回してあげると効果的です。
1本ずつ、親指から順序良く行います。
手の指は爪の生え際当り、指の側面をもう片方の指でギュッと何度か強くはさむような運動を行うと効果的です。
10秒ずつ刺激し手の指が終わったら、足の指も行うと血液の流れがよくなります。
ポカポカと暖かく眠りにつくためにマッサージも効果的
すぐに手足を温めて眠りたいという時や、仕事中でもちょっとマッサージして血流の流れをよくすることもできます。
親指と人差し指の間、押してみるとちょっと痛いと感じる部分をもう片方の手でマッサージします。
両手を行ったら、くるぶしの内側とアキレス腱の間くらいを痛いな?と思うくらいまで5秒ほど押し続けゆっくり元に戻します。
体を暖める食べ物を積極的に取る
体を暖める食べ物を積極的に摂取するということも大切です。
人参やゴボウなどの紺野菜、かぼぢゃ、玉ねぎなどが効果的で、火を通して暖かく頂くということもポイントです。
体を冷やす食べ物としては、トマト、バナナ、コーヒーなどがあります。
トマトの等の場合、火を通すと冷えを起こしにくくなるといわれていますので、火を通してから頂くようにすると効果的でしょう。