あせらないで!子供がお薬を誤飲した!!
小さいお子さんは何でも口に持っていきたがるので、保護者の方は常に気を使っていると思いますが、お薬やたばこのかすなどを飲み込んでしまったなど、事故が起る事もあります。
お薬などを飲みこんでしまった!!となるとみなさんあわててしまいます。
こういう場合はどういう風に対応すればいいのか、しっかりと理解しておくことで、万が一の事故の際、適切に動くことができるようになります。
子供の誤飲事故は多い
子供の誤飲事故について厚生労働省の調査では、平成26年度での誤飲事故報告が357件、そのうち煙草が最も多く72件あり、次いで薬品系が51件となっています。
医薬品についての誤飲事故について、中毒センターの調べによると8433件もの事故があったと報告されています。
このうち、約1割程度に何らかの症状があったということで、身近にある事故として対応を理解しておくことの重要性がわかります。
飲み薬などに限らず、誤飲は座薬、塗り薬、シロップ剤など様々なお薬がありますので、まずは子供の手が届かないところに保管するということを徹底しましょう。
誤飲事故を起こさないために徹底したいこと
子供が誤飲事故を起こさないように、保護者の方はしっかりと対策を考える必要があります。
お薬を服用したら必ず子供の手が届かないところに保管しておくということ、またポーチなどに入れていても子供は偶然開ける事があるので安心とは限りません。
子供は昨日できなかったことが今日できるようになる、ということもあります。
手が届かないと思っていたら、子ども椅子を持ってきて踏み台にして薬をとろうとしていたということも聞きます。
また出来ればお薬を飲んでいる姿をお子さんに見せないようにしてください。
興味を持ってしまいますし、子どもはどんなものが分らないので同じように真似して口に持っていくということがあります。
簡単に開ける事の出来ないボックスなどに入れておき、空き容器なども子供のおもちゃにせず、触ってはいけないものと認識させておくことも重要な事です。
もしも誤飲してしまったらまずは連絡
もしも誤飲してしまったという場合には、必ず医師、薬剤師などに連絡しどのようにタイ対応すればいいか、指示を仰ぎます。
誤飲した薬品が何か、どの位の量をのんだのか、わかれば伝えます。
お薬の種類や量によっては命に関係することになりますので、自己判断したりネット情報を利用するということではなく、医師や薬剤師、また相談窓口などもありますので、電話の近くに置いておく、スマホなどに登録しておくと安心です。
小児救急電話相談や大阪中毒、つくば中毒など、誤飲した場合に指示を仰ぐことができるところがあります。
誤飲した可能性のあるお薬、飲んだだいたいの量、お子さんの現在の状態、いつ誤飲したのか?を伝えるようにします。