3.医療講演

現場で働くドクターの講演

現場を知っているドクターは、より多くの事を伝えようとされます。
そのため、あなたが将来医者を目指しているなら、ぜひ講演会に参加して下さい。
薬剤師としての自覚を持つために、現場の生の声は非常に重要になるでしょう。

ドクターのお話を伺うメリットは、現場のイメージをつかめる事です。
どんな仕事場であっても、ドクターは常に責任者の立場にあります。
ドクターの話を拝聴することで、あなたのキャリアパスもイメージしやすくなるでしょう。

なお、ドクターはその日も本来仕事が入っていたかもしれません。
ですが、皆様方のために、貴重なお時間を割いて頂けたのです。
ドクターに対しては、深く感謝しましょう。

製薬会社の方の講演

薬を作っている製薬会社の方の講演も見逃せません。
彼らは日々薬の開発に尽力し、世界中の製薬会社と競争しています。
製薬会社の担当者の話を伺うことで、薬剤師としてのモチベーションも高まるでしょう。

製薬会社の方の話を伺うメリットは、製薬会社が何を考えて薬を作っているかが分かる事です。
製薬会社では、毎日のように薬を作っているため、薬に対する情熱も人一倍ある方々が働かれています。
ですので、製薬会社の事を詳しく知りたい方は、ぜひお話を伺いましょう。

製薬会社は、普段病院とやりとりをしています。
そのため、直接薬剤師の方々に話をする機会は、あまりありません。

ですが、新人のうちに得た情報は一生役立ちます。
ですので、立場とか身分と言ったものは一切忘れて、一人の人間として、お話を伺いましょう。

ドクターと薬剤師

医療現場では、専門性の高い医療が行われています。
そして、あなたがお薬を手渡す患者さまは、そのドクターの診察を経て調剤薬局に来られています。
つまり、ドクターと薬剤師は、切っても切れない関係にあります。

ドクターと直接話をしたいなら、専門薬剤師の資格取得を目指しましょう。
専門薬剤師になれば、医療現場に参加し、直接意見を出す事が出来ます。
将来のキャリアパスを考えておられるなら、ぜひご検討下さい。

講演で得た情報を定着させるには

どんな情報も得ただけでは意味がありません。
ドクターのお話を伺ったら、必ず「要旨」と「結論」を書き出しましょう。
そうすれば、ドクターの講演内容の真意を読みとることが出来ます。

一度紙に書いた情報は、再びノートに取り、あなたの記憶の糧としましょう。
そうすれば、ドクターのように振る舞う事や、ドクターの立場から製材薬局のあり方を考えられるようになります。
記憶の定着を意識して、講演を聞きましょう。

ドクターと製薬会社では、薬に対する価値観や考え方が異なります。
両者の立場や意見を比較することで、新しい発見が得られるでしょう。